ルリトウワタ

学名:Oxypetalum coeruleum  

ルリトウワタ(瑠璃唐綿)[別名:ブルースター、ツイーディア] キョウチクトウ科ルリトウワタ属

ブラジル南部・ウルグアイの原産で、鑑賞用に栽培される常緑の半蔓性多年草ないし低亜木。

丈は50-100cm。
全体に柔毛が密生する。茎は軟弱で、他物によりかかるように成長する。葉は対生し、葉身は長さ5-9cm、先が丸い矛形で、葉縁は全縁でやや波を打つ。初夏~秋、茎上部の葉腋に集散花序を出し、径25-30mmの薄青色の花を咲かせる。花冠は5深裂し、中央部に副花冠があり、中心には白い蕊柱がある。花は最初は薄青色で、次第に色が濃なりく赤味を帯び、末期には桃色になる。
花期は5-7月と9-10月。
果実は、先端部の方が細長い紡錘形の袋果で、熟すと白く長い冠毛がある黒味のある種子ができる。

※ 名は、瑠璃色の花をつけ、果実が「トウワタ」のような袋果であることから。
 ルリトウワタを既存の別属ツイーディア属(Tweedia)に移す説もあったが、遺伝子解析により、ルリトウワタ属が確定した。
 ブルースターは流通名だが、英語圏では同じキョウチクトウ科のチョウジソウ属(Amsonia)を示すことが多いので注意。
 茎に傷をつけたときに出る白い汁は毒性があるので注意が必要。
 耐寒温度は5℃程度。 


主写真撮影日:2018-05-22   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO