ワタチョロギ

学名:Stachys byzantina  

ワタチョロギ(綿草石蚕)[別名:ラムズイヤー] シソ科イヌゴマ属

トルコ・アルメニア・イランが原産で、ハーブや花壇の引き立て役として栽培される常緑の多年草。

丈は30-80cm。全体に銀白色の柔らかな毛で覆われる。茎はごく短く、ロゼット状に葉が広がる。葉は対生し、長さ5-10cmの幅の狭い卵形で、質は分厚い。初夏に花茎を伸ばし、先端に小さな赤紫色の唇形花を穂状に咲かせる。唇形花の筒部の長さは6mmほど、上唇は卵形で2浅裂し、下唇は3裂し中央は卵形で左右の裂片は長楕円形。
花期は5-7月。
果実は4分果。

※ 和名は、全体が綿毛に包まれたチョロギの仲間の意。
 英名のLamb's-earは、葉が手触りや色合い、形が子羊の耳のようであることから。
 葉は、ポプリやリースなどのクラフトに利用される。
 高温多湿を嫌い、乾燥した環境を好む。 


主写真撮影日:2018-05-22   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO