シロタエギク

学名:Jacobaea maritima  

シロタエギク(白妙菊)[別名:ダスティーミラー] キク科シロタエギク属

南ヨーロッパ(地中海)海岸地帯の原産で、観賞用に栽培される多年草。

丈は50-100cm。茎の下部は木質化する。葉は長さ5-15cm、幅3-7cmで幅広い楕円形で羽状の切れ込みがある。茎や葉は緑だが白い繊毛があり、白銀色に見える。春~初夏に集散花序を出す。花は、径12-15mmで黄色、周囲の舌状花は10-13個。総苞は円筒形になる。
花期は4-6月。
果実は痩果で冠毛がある。

※ 名は、株全体が白いことから。
 花の鑑賞より、白い毛に覆われた葉の観葉植物として栽培されることが多く、また花壇や寄せ植えの引き立て役として活用される。
 耐寒性が強い。
 学名はYListでは、Senecio bicolor subsp. cineraria、維管束植物分類表ではCineraria属(和名:シロタエギク属)だが、The Plant ListではJacobaea maritimaを有効名とし、Senecio bicolorやCineraria maritimaはシノニムとしていることから、Jacobaea maritimaとした。
 


主写真撮影日:2018-05-22   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO