ドリクニウム・ヒルスツム

学名:Dorycnium hirsutum  

ドリクニウム・ヒルスツム(Dorycnium hirsutum)[別名:ロータス・ヒルスタス,ロータス・ブリムストーン] マメ科ドリクニウム属

ポルトガルおよびヨーロッパの地中海沿岸が原産で、観賞用に栽培される常緑亜低木。

樹高は20-60cm。基部からよく分枝し、こんもりと丸くなり、横に広がる。葉は互生し、3出複葉で葉柄の基部に2枚の托葉が付く。葉茎は銀白色の毛で覆われ灰緑色を示す。小葉の長さは0.5-1cm。初夏、茎頂に径10-12mmの花序を出し、桃色がかった白色の蝶形花を4-10個付ける。
花期は5-8月。
果実は豆果で、鞘は長さ9-12mmの円筒形で褐色に熟す。

※ The Plant Listでは、ドリクニウム・ヒルスツムが有効名で、ロータス・ヒルスツムはシノニムとされるが、流通市場では、ロータス・ヒルスツムも多く使われている。(Lotus属の和名はミヤコグサ属) 
 葉に黄白色の斑が入り、新芽がクリーム色になる園芸品種’ブリムストーン’(‘Brimoston’)が観葉植物としても流通する。
 耐寒性も耐暑性もあり、グランドカバー用にも使用される。


主写真撮影日:2018-05-22   撮影地:東京都世田谷区 フラワーランド (植栽)
撮影者:MOMO