タチジャコウソウ

学名:Thymus vulgaris  

タチジャコウソウ(立麝香草)[別名:コモンタイム、タイム] シソ科イブキジャコウソウ属

地中海地方が原産で、ハーブとして、また常緑性で花も美しいので、コンテナの寄せ植えや花壇の縁、石組みの間など、香りのあるグラウンドカバープランツとして植栽される常緑小低木。

丈は20-40cmになる。茎は地を匍匐しながら成長し、茎の先端は直立する。若い茎は柔らかいが、やがて木質化する。葉は対生し、肉厚で全縁、長さ0.5-2cmの長楕円形~長菱形。葉には強い芳香がある。晩春から初夏、茎頂に花序を作り、小さな唇形花を咲かせる。花色は白、淡紫色、桃色など。
花期は5-7月。
果実は4分果。

※ 名は、イブキジャコウソウに似て、茎が立ち上がるところから。
 ハーブとして主にハムやソースに用いられる。殺菌作用が強いので、食品の防腐剤としても利用される。


主写真撮影日:2012-06-02   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO