タイサンボク

学名:Magnolia grandiflora  

タイサンボク(泰山木、大山木)[別名:ハクレンボク] モクレン科モクレン属

北アメリカ中部の原産で、公園樹や街路樹として植栽される常緑高木。

樹高は30mほどになる。葉は互生。葉身は長さ10-25cm、幅4-10cmの長楕円形。厚い革質で全縁。表面は光沢があり、裏面には褐色の毛が密生する。葉柄は長さ2-3cm。初夏、枝先に径15-25cmの芳香のある白い花を付ける。花被片9個は、すべて花弁状。
花期は5-6月。
果実は袋果が集まった集合果。長さ8-12cmの楕円形で、10-11月に熟す。袋果には種子が2個入る。

※ 名は、「花・葉・樹形などが大きくて立派なことから賞賛して、中国山東省にある名山である泰山に喩えた」、あるいは「花の形を大きな盃に見立てて『大盃木』、それから次第に訛って『泰山木』になった」という説などもある。
 [近縁種]
  ヒメタイサンボク:Magnolia virginiana
           北アメリカ東部原産の落葉小高木。


主写真撮影日:2018-05-12   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽)
撮影者:MOMO