サルビア・シルベストリス

学名:Salvia × sylvestris  

サルビア・シルベストリス(Salvia × sylvestris)[別名:ウッドセージ] シソ科アキギリ属

ヨーロッパから西アジアの潅木帯や大草原の原産で、観賞用に植栽される宿根多年生植物。

丈は50-100cm。株元から分枝し、直立する。。全体に毛が生え、葉は対生し長楕円状心形で、縁には鋸歯がある。下部は長さ8cmほどで葉柄を持つが、上部では無柄。夏から秋にかけて、茎頂や葉腋から花茎を伸ばし、初夏~秋に輪散花序を密に十数段~数十段の穂状に付ける。花は一般的に青色~淡赤紫色~紫色で、長さ12mmほどで先が上弁と下弁に割れる筒状花。花は晩春~初夏が最盛期で、夏から秋にも散発的に咲く。
花期は6-10月。
果実は分果。

※ 種は主にSalvia nemorosaとSalvia pratensisの交配により作出された園芸種と推定されるが、Salvia × sylvestrisの品種とされるものの中には、不明確な親を持っているものもあれば、実際には雑種ではなく親の品種であるものもある。The Plant Listでは、商業的に販売されている多数の雑種(Salvia × alpestris、Salvia × asperula、Salvia × collina、Salvia × superbaを含む)も、Salvia × sylvestrisのシノニムとしている。(※ Missouri Botanical Gardenの記事より)
 日照が良く水はけの良い場所を好む。耐寒性がある。


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクライングリッシュガーデン(植栽)
撮影者:MOMO