キルタンサス・オブリクス

学名:Cyrtanthus obliquus  

キルタンサス・オブリクス(Cyrtanthus obliquus)[別名:クニスナリリー] ヒガンバナ科キルタンサス属

南アフリカ原産の、乾燥した岩が多い斜面に生育し、観賞用にも栽培される大きい球茎を持つ常緑多年草。

花茎の丈は30-60cm、茎の太さは12-20mm。球茎は径7-10cmになる。葉は10-12枚、花後に成長し、長さ40-60cm、幅2.5-5cmで皮質で平たいが捻れがあり、暑く乾燥した地域ではより短くより強い捻れを生じる。6-12個の筒状の花が茎頂から放射状に出る長さ12-20mmの小花柄がアーチ状に曲がって垂れ下がる。花は筒状で長さ5-8cm、一般的には橙赤色で、先端が様々な濃さの緑色になる。筒部の色は稀に黄色や青銅色がある。
花期は晩春と秋。
果実は長さ25mmの楕円形の蒴果。

※ 繁殖は親球茎の周囲にできる子球茎を利用。種子からは成長が遅いため少なくとも10年を要する。


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクラ・イングリッシュガーデン
撮影者:MOMO