モクシュンギク

学名:Argyranthemum frutescens  

モクシュンギク(木春菊)[別名:マーガレット] キク科モクシュンギク属

カナリア諸島原産で、観賞用に栽培される半耐寒性低木。

丈は30-100cm。全体に無毛で多数分枝し、茎の下部は木質化する。葉は互生し、シュンギクに似て細い線形の裂片に分裂し、緑白色。夏、茎の先端や葉腋から長い花茎を出し、その頂部に径5-6cmの頭状花を単生する。舌状花は通常白色で1列に並んで開出し、管状花は黄色で中央部に多数集る。
花期は5-7月。
果実は痩果。

※ 名のモクシュンギクは、シュンギク様の葉を持ち、茎の下部が木質化することから。
 マーガレットとして流通しているものは、本来のマーガレットであるモクシュンギク(アルギランセマム・フルテッセンス)の園芸品種のほか、モクシュンギクと近縁種を交配させた園芸品種も含まれる。
 園芸種には、花色が桃・赤・薄黄・黄・薄橙などがあり、花形も一重・丁字・八重・ポンポン咲きなど変化に富む。
 関東地方以西では霜に当てなければ戸外でも冬越しが可能。
 高温多湿に弱く、日本では夏に生育を休止する。 


主写真撮影日:2018-03-18   撮影地:神奈川県鎌倉市 (植栽)
撮影者:MOMO