学名：Viola sieboldii
フモトスミレ(麓菫) スミレ科スミレ属岩手県以西の本州・四国・九州の、痩せた山地や山麓に生育する多年草。
地下茎は短い。葉は長さ1-3cmで、卵形または広卵形。基部は心形となる。表面にはふつう毛があり、しばしば葉脈に沿って白斑がある。裏面は紫色を帯びる。花は白色で、径7-10mmと小さく、上弁は反り返る。唇弁には紫色の筋が入り、側弁の基部に短い毛がある。距は長さ2-3mm。
花期は、4-5月。
※ 名は、山の麓に多いことから。
[近縁種]
フイリフモトスミレ：Viola sieboldii f. variegata
フモトスミレの変種で、葉の葉脈に沿う白斑が明瞭なもの。
主写真撮影日：2018-03-31 撮影地：栃木県那珂川町
撮影者：MOMO