ユーカリ

学名:Eucalyptus globulus  

ユーカリ(有加利)[別名:ユーカリノキ、ブルーガム] フトモモ科ユーカリノキ属

オーストラリア南東部とタスマニア島原産で、公園樹などに植栽される常緑高木。

樹高は20-30m。原産地では最高90mになったものもある。樹皮は灰色で、薄片状に細長く剥げ、青灰色の剥げ跡が残る。葉は、形が成長とともに変化し、幼木では卵状長楕円形で対生、成木では長さ15-35cmの鎌形狭披針形で互生するして垂れ下がる。晩夏から初冬に、葉腋から散形花序を出し、径4-5.5cmの淡黄色の雄蕊が目立つ花を付ける。蕾のときには、萼と花弁が合体した蓋があり、それが脱落すると開花となる。
花期は8-12月。(北半球に植樹の時)
果実は、径1.5-2.5cmの木質の蒴果。

※ 名のユーカリは学名のユーカリタプスの略で漢字は当て字。
 ユーカリの名は、500種もあるユーカリ属の総称としても使用される。葉はコアラの食料として有名であるが、特定の40種ほどの新葉。
 生育が早く、公園樹や防風樹として植栽される。
 製紙パルプ用のチップ生産に使われ、その目的で中国やブラジルでも植樹されている。
 医療や香料となるユーカリ油の原料となる。
 


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島公園 (植栽)
撮影者:MOMO