クロコダイルファーン

学名:Microsorum musifolium  

クロコダイルファーン(Crocodile Fern)[別名:ミクロソルム・ムシフォリウム] ウラボシ科アヤメシダ属

マレーシア・インドネシア・フィリピン・ニューギニア・ポリネシアの原産で、観葉植物としても流通する羊歯植物。

高さは0.6-1.5m。葉は、ロゼット状に展開し、長さ55-65cm、幅8-14cmの帯状。かなり厚みがあり、艶のある淡緑色でうねりがある。葉脈は網目状になり暗緑色で目立つ。網目をつくる一次葉脈と二次葉脈に囲まれた部分は凸面になる。
胞子嚢群は葉裏に付き、包膜は円形で多数が密集し、クリーム色から成熟すると茶色になる。

※ 名は、葉の表面の凸凹がワニ(Crocodile)の皮を連想することから。
 栽培は、年間を通して明るい日陰に置き、冬季は最低温度5℃の環境に置く。湿気を好むが、空中湿度が必要で根本に水をやり過ぎると根腐れする。霧吹きで葉に散布するのが良い。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO