マミラリア・エロンガタ

学名:Mammillaria elongata  

マミラリア・エロンガタ(Mammillaria elongata)[別名:キンケマル、オウゴンツカサ] サボテン科マミラリア属

メキシコ中央部の標高1300-2300mの高地原産で、観賞用に植栽される多年草。

丈は、3-15cm、径は1-3cmの小形の疣サボテン。根は繊維状で発達しない。仔吹きが旺盛で群生し、地面を覆う。茎の円錐形の突起(疣)は、綺麗な螺旋状に並ぶ。無毛もしくはそれに近い。長さ4-12mmの柔らかく平たい刺が突起の先端に放射状に生え、重なって茎全体を覆う。刺の色は、白~黄金色~褐色で、色合いは個体差が大きい。中央刺は通常は無いがときに2個あり、黄色から茶色がかり先端は暗色で長さ10-15mm。花は茎上部に咲き、小さい鐘形で長さ径とも10mm。花被は約12個で鈍頭か、または尖頭状で、色は白で黄色または桃色を帯びるが、品種によってはは明るい桃色または濃い桃色の中心縞を持つ桃色。
花期は、春(2度咲きすることもある)。
果実は、桃色で赤色に変わる。

※ 子株が増えやすく、成長も早い。
 春~秋の間は風通しの良い日なたで、冬は日当たりの良い室内で管理する。水やりは、春~秋は2週間に一度、冬は月に一度たっぷりと。
 基部や根茎部が込み合ってきたら腐りやすくなるので、植え替え時に株分けする。


主写真撮影日:2008-03-16   撮影地:福岡県福岡市中央区 南動植物公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO