グロッバ・ウィニティー

学名:Globba winitii  

グロッバ・ウィニティー(Globba winitii)[別名:シャムノマイヒメ、ダンシングレディスジンジャー] ショウガ科グロッバ属

タイ原産で、観賞用に栽培される常緑多年草。

丈は、50-90cm。地下に根茎(棒状に肥大した球根)がある。茎は葉鞘が巻き重なった偽茎。葉は2列互生し、長さ20-25cmの長楕円形、裏面には毛がある。花序は茎の先端から伸び下垂する。花序の苞は赤紫色に色づき、花そのものよりも目立つ。苞が白色の園芸品種もある。花序の主軸から枝分かれした花序の先には数個の花があり、1個ずつ咲く。個々の花は2-3cm、黄色で、雄蕊は湾曲して長く伸び、先端には翼状の突起がある。
花期は、7-10月。
果実は蒴果。

※ 別名「シャムの舞姫」のシャムはタイ王国の旧名で、花の形から舞姫を連想したもの。
 開花期間は1ヶ月間続き、切り花にしても約2週間、鑑賞できる。
 冬季は、最低温度を15℃以上に保てば常緑を維持するが、一般的に冬は断水して株を保存し、春に植えつける春植え球根として扱われる。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館
撮影者:MOMO