オペルクリカリア・パキプス

学名:Operculicarya pachypus  

オペルクリカリア・パキプス(Operculicarya pachypus) ウルシ科オペルクリカリア属

マダガスカル南西部に原産で、塊根植物として観賞用に鉢植え栽培される落葉木本。

樹高は、2-5m。幹は円錐形に成長し、樹皮は銀白色で極端な凹凸ある。枝は疎らに出て、色は淡灰色から灰褐色、しばしばジグザグに折れ曲がり、先端が刺状になる。葉は奇数羽状複葉で、長さ13cm、幅3.5cmほどで、5-7対の小葉を持つ。小葉は長さ7-8mm、幅4mmで先は丸みを帯びた楕円形、表面は光沢のある深緑色で、裏面は肌色。雌雄異株。花は、黄緑色、径2mm未満で非常に小さい。
花期は3-4月。
果実は、長さ3-4mmの柄を持つ楕円形。

※ 幼木のうちは、同属のオペルクリカリア・デカリー(Operculicarya decaryi)と区別が付き難いが、デカリー種の花は濃赤色、また樹高はデカリー種の方が高くなる。(原産地では9mほどの高木)
 成長期は、梅雨等長雨の時期を除き、屋外雨ざらしで栽培できる。冬は屋内に取り込む。
 冬は断水して、休眠させる。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館
撮影者:MOMO