オイラク

学名:Espostoa lanata  

オイラク(老楽)[別名:エスポストア・ラナタ] サボテン科エスポストア属

南アメリカの南エクアドルからペルー北部のアンデス山脈西斜面の原産で、観賞用に植栽される多年草。

丈は1.5-7m。茎は直立し、上部で枝分かれし、幼株では毛は粗く肌が見えるが、古い株では毛は体に巻き付くように発達し、間から褐色の刺が突き出す。稜は18-25個、高さは5-8mmと低く丸みがある。刺座は楕円形で7-10mm間隔。中央刺はないか1個で長さ1-2.5cm。側刺は30-40個あり長さ3-8mmの針状。晩春~初夏に、長さ1mで幅4-5稜に跨がる範囲に白毛の生えた花座ができ、その中に花が咲く。花は長さ5.5cm、径3.5cmほどで、色は白~淡紫色で夜間に開く。
花期は6-7月。
果実は、楕円形で径約2.5cm、紫色を帯びた赤色。

※ 果実は甘く食べられる。
 耐寒温度は、-3℃だが、霜は避ける。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館
撮影者:MOMO