パキポディウム・デンシフローラム

学名:Pachypodium densiflorum  

パキポディウム・デンシフローラム(Pachypodium densiflorum)[別名:シバノジョオウノタマグシ、パキポディウム・ブレビカリックス] キョウチクトウ科パキポディウム属

マダガスカルの標高150mの花崗岩の露頭などに生育し、樹形の特異性から観賞用に栽培される落葉低木。

樹高は0.7m、径は2mにもなり、塊根植物と呼ばれる。幹は銀白色の固い表皮を持ち、若い時は太く鋭い刺があるが、古くなると次第に脱落する。幹からは先が細くなる円錐状で、棘で覆われた短い枝を多数立てる。葉は、濃緑色で長さ10cm、幅5cmの楕円形。春、枝の先端から長さ25-40cmの花柄を伸ばし、いくつか(最多10個)の、径1.5-3cmで黄色で花冠が5裂する花を咲かせる。
花期は6-7月。
果実は袋果で、長さ11-15cmの、1対の角形。種子は径4-6mm。

※ パキポディウム・ブレビカリックスの名でも流通し、花の特性から変種(Pachypodium densiflorum var. brevicalyx)とされていた種は、The Plant Listでは変種と認めず、シノニムとしている。
 耐寒温度は-2℃。
 日照不足や通風が悪いと枝が長く伸び、樹形が崩れることがある。
  


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館
撮影者:MOMO