ピンギキュラ・アフロディテ

学名:Pinguicula x 'Aphrodite'  

ピンギキュラ・アフロディテ(Pinguicula 'Aphrodite') タヌキモ科ムシトリスミレ属

メキシコ原産のピンギキュラ・アグナタ(Pinguicula agnata)と同じくメキシコ原産のピンギキュラ・モクテズマエ(Pinguicula moctezumae)の交配による園芸品種で、観賞用に栽培され、葉の表面から消化酵素を含む粘液を出し、粘着力で獲物を捕らえる食虫植物の多年草。

花茎の丈は約15cm、ときに25cmに達する。葉は多肉状で細長く、根本から15個ほどロゼット状に広がる。長さ12cm、幅2cmになり、先端は丸みがあり、先はやや垂れ下がる。冬は葉数は25個ほどに増えて、長さ5-6cm、幅1.3cmのロゼットになる。花は濃い紫から桃色で、径は4cmほどになり、花冠は通常5裂(稀に6裂)する。中心部は明るい黄色で細毛に覆われる。
花期は2-6月。温室では周年。

※ 品種名は、ギリシャの愛と美の女神アフロディーテに因む。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO