エパクリス・ロンギフローラ

学名:Epacris longiflora  

エパクリス・ロンギフローラ(Epacris longiflora) ツツジ科エパクリス属

オーストラリア東南部の原産で、岬の岩の露頭などの乾燥気味の場所に生育する。観賞用の花木として植栽される常緑小低木。

樹高は0.5-2m。葉は茎に密に互生し、長さ5.5-17mm、幅3-6.5mmの卵形で先は尖り、基部は心形。質は厚く固い。葉腋から総状花序を出し、長さ12-27mmの細長い濃桃から赤色の筒状花を付ける。先端部は白色で5裂し、径2.5-4.5mmに広がる。萼片は長さ 4.5-6mmで、先端は細裂して尖る。花柄は2mmほどで、通常細長く尖った苞葉が付く。花はときに全体が赤色。
花期は周年。夏期は花が減る。
果実は蒴果で、長さ3-4mm。

※ 細い枝を疎らに伸ばすため、樹形は整いにくい。日本では鉢花として流通する。
 高温多湿に弱く、また耐寒性もやや弱い凍らなければ越冬する。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館 屋上庭園
撮影者:MOMO