サンジャクバナナ

学名:Musa acuminata ‘Dwarf Cavendish’  

サンジャクバナナ(三尺バナナ) バショウ科バショウ属

東南アジアの原産のバナナの矮性品種で、1-2mの樹高で結実するため、沖縄県では台風の被害を受け難いためよく植栽され、本土の家庭でも口径が30-45cmの鉢で育て果実を得ることができる、常緑多年草。

丈は、1-5m。茎は地下で横に這い、幹のように見える部分は、葉鞘が巻き重なった偽茎。葉は、長さ05-1.2mの長楕円形で、中心の葉脈から垂れ下がる。若いうちは、葉に赤っぽい斑が入る。偽茎の頂部から大型の花序を垂れ下げる。基部には2列に並んだ雌花群が、先端には2列に並んだ雄花群が段状に付け、基部から開花する。花は赤紫色の大きな苞で被われており、基部からめくれ、多数の花を順に咲かせる。
果実は、小形になる。染色体が三倍体のため、種子はできない。

※ 名は、偽茎の高さが三尺(約1m程)で結実することから。
 一度結実すると、枯死するが、株元に子株ができる。
 耐寒温度は5-10℃。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO