サンケジア・スペキオサ

学名:Sanchezia speciosa  

サンケジア・スペキオサ(Sanchezia speciosa)[別名:キンヨウボク] キツネノマゴ科サンケジア属

エクアドル・ペルー北東部原産で、観葉植物として温室や鉢植えで栽培される常緑小低木。

樹高は1-2m。茎は四角に角ばる。葉は対生し、長さ10-30cmの楕円形で葉脈が白色~黄色で明瞭、葉縁は全縁またはやや
鋸歯がある。花は穂状花序を頂生し、萼のように見える赤橙色の苞から径5cm程の黄色の細い筒状花を咲かせる。2本の雄蕊が花筒から長く突き出る。
花期は2-3月。温室では周年。
果実は細長い蒴果で、6-8個の種子を持つ。

※ 学名のサンケジア・スペキオサ(Sanchezia speciosa)はThe Plant Listでは(2017年12月現在)未評価となっており、Sanchezia parvibracteataとSanchezia nobilisがよく似た種の有効名となっているが、シノニムに記載はされていない。
 和名として挙げたキンヨウボクは、YListでは別種のアフェランドラ・スクアロサ(Aphelandra squarrosa)の和名とされていて、混乱が見られる。この図鑑ではアフェランドラ・スクアロサの園芸種のダニアを、アフェランドラ・ダニア名で掲載している。 
 高温多湿を好み寒さには弱いため、沖縄県以外では露地植えは難しく、鉢植えとし冬季は室内に取り込む必要がある。


主写真撮影日:2017-11-27   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO