フリワケサンゴバナ

学名:Strobilanthes hamiltoniana  

フリワケサンゴバナ(振分珊瑚花) キツネノマゴ科イセハナビ属

中国の南西部・ブータン・ミャンマー・インド・ネパールの原産で、標高800-2000mの山林に生育する常緑低木。温帯地域の温室や熱帯の諸国で観賞用に植栽される。

樹高は0.5-1.5m。茎は直立し、よく分枝する。葉は対生し、長さ5-19cm、幅2-8.5cmの先が尖った卵形で、鋸歯がある。葉柄は0-8cmで無毛。葉腋または茎頂に長さ30cmほどの多数に分枝する花序を出し、長さ1-1.2cmの濃い桃色をした筒状の花を多数付ける。
花期は温室では周年。
果実は蒴果で長さ6-8mmの長楕円形で4個の種子が入る。

※ 和名の由来は不詳。中国名は「叉花草」で、花が2個が振分け荷物ように下垂する様子からと推定される。
 学名は、ストロビランテス・コロラトゥス(Strobilanthes coloratus)としている資料も多いが、The Plant Listでは、ストロビランテス・ハミルトニアナ(Strobilanthes hamiltoniana)のシノニム。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO