オオミドリボウキ

学名:Asparagus setaceus  

オオミドリボウキ(大緑箒)[別名:アスパラガス・プルモーサス] キジカクシ科キジカクシ属

南アフリカ原産で、観葉植物として植栽される常緑蔓性多年草。

蔓の長さは3-5mになる。根は多少とも多肉質になるが、根茎は発達しない。茎は緑色で長く伸び、半木本状となる。茎はよく分枝を出し、その枝が更に枝を出し、葉のように見える仮葉は細い円柱状で無毛、6-12個を群生させる。枝葉は全て平面的に広がり、全体として三角形の葉のようにも見える。小枝の基部には本来の葉が変形した鱗片葉があり、これは下向きに曲がった棘状となる。花は春に咲き、枝先に単生し、白く径約2mm。
花期は6-8月。
果実は、液果は径6mm、黒紫色に熟する。

※ 別名のアスパラガス・プルモーサス(Asparagus plumosus)は、アスパラガス・セタケウス(Asparagus setaceus)のシノニム。かつては、別名のプルモーサスが主流だった。
 園芸種として、変種で矮性のシノブボウキ(アスパラガス・プルモーサス・ナヌス)が流通する。基本変種より細かく密に着き、葉全体も短くまとまるため、切り葉、及び鉢物のアスパラガスとして最も多く栽培される。
 耐寒温度は3-5℃。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO