学名:Marattiaceae  

リュウビンタイ科

大葉類リュウビンタイ目に属するシダ植物。

大型の常緑性シダで、熱帯・亜熱帯の森林に自生する。ハナヤスリ類とともに、「真嚢シダ類」とも呼ばれる。これは胞子嚢が複数の細胞に由来し、複数の細胞層に包まれる(それ以外のシダは薄嚢シダ類といい、胞子嚢は単一の細胞層に包まれる)。現生種は Angiopteris(リュウビンタイ属)、Christensenia、Danaea、Marattia(リュウビンタイモドキ属)の4属からなり、そのほかに化石種も多数知られている。
日本では本州南岸以南に2属5種自生すし、塊状の地下茎から複葉を出す。