ビルマネム

学名:Albizia lebbeck  

ビルマネム(ビルマ合歓) マメ科ネムノキ属

オーストラリア北部~熱帯アジアの原産で、沖縄や奄美大島などで公園樹や緑陰樹として植栽される落葉高木。逸出して野生化したものもある。

樹高は15-30m。葉は互生し、2回羽状複葉で長さ25cm位。羽片は4-10対で上方のものは長さ15cm、小葉は楕円形、10ー18対で左右不整、長さ2-5cm、薄い革質。花序は長い柄を有し、腋生、花を束生する。花榎は長さ6cm位。蕾の頭状花序は径2cm、開花時は雄蕊とともに径3-4cm。花冠は黄緑白色、雄蕊は緑白色。夜間には強い香りがある。
花期は7-10月。
果実は豆果。長さ15-20cm、幅2-3cmの長楕円形、扁平で革質、網脈が多く、振るとカラカラ鳴る。

※ 名はビルマのネムノキ(合歓の木)だが、なぜビルマ(現在の国名はミャンマー)かは不詳。
 道路緑化樹・公園樹・緑陰樹などに用いられる。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO