ダイマチク

学名:Dendrocalamus giganteus  

ダイマチク(大麻竹)[別名:ゾウタケ、キョチク] イネ科マダケ属

東南アジア・中国南部原産の世界最大の竹で、日本では植物園温室に植栽されている竹類。

丈は25-30m、茎(稈)の径は15-30cmになる。地下茎は長くは延びず、株元から叢生する。稈は直立し、灰色を帯びた緑色。若い枝は紫黒色になる。節間長は25-40 cm。8番目の節までは気根が発生する。葉は大小あるが、長さ13-30cm、幅3-10cm。筍の時からの皮は長さ24-30cm、幅40-60cm、先端の翼は三角形で長さ7-10cm。皮の外面には紫褐色の毛が密生する。皮は早落性。
開花は不定(29年から76年の記録がある)だが、おおよそ40年周期と言われる。1-3年開花して播種が終わると枯れる。

※ 巨大な竹の子は食用になる。竹材は、建築材・足場・水道管などのほか、竹マットや編組物にも用いられている。肉厚を利用して、竹壁・天井・床・ドアーなどのほか、竹ボードも作られる。
 上記のほか、製紙原料にも使われ、熱帯アジアでは普通に植栽されており、観賞用・土壌浸食防止などの用途にも使われる。
 耐寒温度は-1℃。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館温室
撮影者:MOMO