ギョリュウバイ

学名:Leptospermum scoparium  

ギョリュウバイ(御柳梅、檉柳梅)[別名:マヌカ] フトモモ科ネズモドキ属

ニュージーランドとオーストラリア南東部原産で、花木として植栽される常緑低木。いくつかの園芸品種がある。

樹高は0.3-5m。根本近くからよく分枝し、ほうきを逆さに立てた形や紡錘形になる。葉は互生し長さ2-6mmの線形~披針形で堅く先端は尖る。精油を含み、潰すと芳香がある。花は径1-2cmで、枝の先端近くに密に付く。一重咲きや八重咲きがあり、色は白、紅色など。
花期は2-5月と11-12月。
果実は、径5-7mmの褐色の蒴果。

※ 名は、葉がギョリュウ科のギョリュウに似て、梅のような花が咲くことから。
 英名は、ティーツリー(Tea tree)で、オーストラリアの移住者が葉をお茶の代用品として利用したことによる。
 原生地では蜂蜜の蜜源としても好まれ、蜂蜜はマヌカハニー(Manuka honey)と呼ばれ、 整腸・美肌にも良いとされ、オイルマッサージ用のエッセンシャルオイルや化粧石けん、ローションなどの化粧品に加工される。
 耐寒性はやや弱いが、暖地・平地では屋外で冬越しできる。
 鉢植えや生垣として利用される。


主写真撮影日:2017-11-26   撮影地:東京都江東区 夢の島熱帯植物館庭(植栽)
撮影者:MOMO