タイワンレンギョウ

学名:Duranta erecta  

タイワンレンギョウ(台湾連翹)[別名:ハリマツリ、デュランタ] クマツヅラ科タイワンレンギョウ属

メキシコから南アメリカ・カリブ原産原産で、鑑賞用に栽培される常緑低木または小高木。観葉植物や鉢花として出回ることが多いが、沖縄では露地栽培もされる。

樹高は2-6m。基部からよく分枝し、枝には小さな刺がある。葉は対生または輪生し、長さ7.5cm、幅3.5cmの楕円状披針形。明るい緑色で光沢があり、葉縁には歯牙があり、長さ1.5cmの葉柄を持つ。枝垂れた枝先に総状花序を付け、淡い紫色の花を咲かせる。花冠は合弁で5裂し、径1cm前後。
花期は5-10月。
果実は、径0.7cmほどの濃黄色の球形で沢山付き、これも鑑賞の対象になる。

※ 和名のタイワンレンギョウの由来は不詳。ハリマツリは、マツリカがモクセイ科ソケイ属の総称で、花が似ていて枝に刺があることから。
 学名は、Duranta repensとしている資料も多いが、The Plant Listでは、シノニム。
 デュランタは、属名。
 世界中の熱帯・亜熱帯庭園の観賞植物として広く栽培され、多くの場所で帰化し、繁殖力が旺盛なことから侵略的植物として問題視されている。
 [主な園芸種]
  ‘タカラヅカ’ :Duranta‘Takarazuka’
          濃紫色に白い縁取りが入る美しい品種。鉢物としてよく流通。
  ‘アルバ’   :Duranta‘Alba’
          花色が涼しげな白色の品種。
  ‘ライム’   :Duranta‘Lime’
          葉が明黄色になり、観葉植物として利用される。花は咲きにくい。


主写真撮影日:2017-10-26   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン温室
撮影者:MOMO