学名:Cyatheaceae  

ヘゴ科

大葉類ヘゴ目に属するシダ植物。

ヘゴ科の属分類については、確定されていないが、The Plant List(Ver1.1)では、15属が有効名として挙げられている。
ヘゴ属が最大の属で、茎の周りの気根がよく発達して茎を覆って樹木のような外見になる。ほとんどの種の幹は一本であるが、枝分かれする種もあり、また木本状とならない匍匐性の種も存在する。分布域は熱帯雨林から温帯の疎林に及ぶ。
世界中の熱帯から亜熱帯地方に600-650種が存在し、その大多数がヘゴ属。
日本には、ヘゴ属8種が確認されていて、伊豆諸島(八丈島)・小笠原諸島・奄美諸島・沖縄県に多い。
観葉植物として栽培されるものもある。一部の自生種の若芽は山菜として利用される。