ミドリサンゴ

学名:Euphorbia tirucalli  

ミドリサンゴ(緑珊瑚)[別名:ミルクブッシュ、アオサンゴ] トウダイグサ科トウダイグサ属

アフリカ東部原産で、世界の熱帯に広く帰化している。鉢植えなどで鑑賞される常緑低木。

樹高は2-12m、茎は濃緑色で多肉質、よく分枝する。枝は円筒形でよく枝分かれをし、先が垂れ下がる。若枝にはごく小型の葉がつくが生長とともに脱落し、茎だけが目立つ。花は、黄色で目立たず、短い枝の頂点や分枝点に集まって咲く。雌雄同株だが雄花と雌花がある。
花期:5-7月
果実は、径8mmほどのほぼ球形の蒴果。

※ 名は、緑色の枝だけの姿が珊瑚を連想させることから。
 英名のミルクブッシュは、折ったり傷つけると白い乳液を出すことから。この乳液は、有毒で皮膚につくとかぶれ、口や目などに入ると、強い刺激痛になるので注意が必要。
 英俗名はミルクブッシュ以外にも多くあり、Aveloz(焼畑植物)、Firestick plants(火花植物)、Indian tree spurge(ユーフォルビアのインドの木)、Naked lady(裸の女性)、Pencil tree(鉛筆の木)、Pencil cactus(鉛筆のサボテン)、Sticks on fire bush(火の茂みの棒)、Sticks on milk bush(ミルクの茂みの棒)とも呼ばれる。
 園芸種には、枝の上部が赤色や黄色になるものもある。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO