アリストロキア・トリカウダタ

学名:Aristolochia tricaudata  

アリストロキア・トリカウダタ(Aristolochia tricaudata) ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属

メキシコ原産の常緑低木。様々な国の植物園で栽培されているが、絶滅の危機に瀕している非常に稀な絶滅危惧種となっている。

樹高は3-4m。葉は互生し長さ10-23cm、幅5-12cmの楕円形で先は短く尖り全縁。枝は葉を出す節々で小さく曲がる。花は、茶褐色の長さ8-16cm、幅5-7cmで、葉腋から柄を伸ばして、少し膨れた短い花筒から先が3つに分裂してよじれた尾のような状態になる。花柄には褐色の細毛が密生する。花弁状の部分は萼片で、真の花弁はない。開花時には腐敗臭を出し、ハエなどを誘き寄せる。
花期は7-10月。
果実は蒴果だが、植物園での結実は殆ど事例がない。

※ 花の寿命は約1週間ほどと短いが、連続して沢山の花を咲かせるので比較的長い期間、花を鑑賞できる。


主写真撮影日:2017-10-26   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン温室
撮影者:MOMO