ツンベルギア・フォーゲリアナ

学名:Thunbergia vogeliana  

ツンベルギア・フォーゲリアナ(Thunbergia vogeliana) キツネノマゴ科ヤハズカズラ属

熱帯アフリカ西部の原産で、温室などで鑑賞用に植栽される常緑低木。

樹高は1-5m。木質の茎は若い時は4稜があり、節に数本の毛を持つ。葉は対生し、長さ20cm、幅5-9cmになる先の尖った長卵形で、葉縁は波打つ。葉柄は1cm余り。花は、径が4-5cmの筒形で、開いた部分が青紫色、喉部の部分が濃い黄色、筒の部分は白色。花の付け根には2枚の大きな苞がある。
花期は4-9月。暖地では周年。
果実は長さ3cmほどの蒴果だが、結実し難い。

※ 木立矢筈葛(コダチヤハズカズラ:Thunbergia erecta)とよく似るが、本種のほうが太い枝を伸ばし大き目で、葉の縁が波打つ。
  寒さに弱いので、冬は室内に取り込む必要がある。
 [近縁種]
  ツンベルギア・グランディフロラ:Thunbergia grandiflora 和名:ベンガルヤハズカズラ
                  インド~東南アジア原産の蔓性低木。
                  沖縄などの熱帯地域で庭木としてよく親しまれている。
                  花色は紫のほか白色のものがあり、長期間開花する。
  ツンベルギア・アラタ     :Thunbergia alata 和名:ヤハズカズラ
                  東アフリカ原産。
                  花色はオレンジ色、白色。1年草扱いで育てる。
                  あんどん仕立ての鉢物として流通している。
  ツンベルギア・エレクタ    :Thunbergia erecta 和名:コダチヤハズカズラ
                  熱帯西アフリカ原産の常緑低木。
                  花色は紫、白色。
                  夏ごろに出回る鉢物として一般にも流通している。


主写真撮影日:2017-10-26   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン温室
撮影者:MOMO