グズマニア・リングラタ

学名:Guzmania lingulata  

グズマニア・リングラタ(Guzmania lingulata) パイナップル科グズマニア属

中央アメリカ・メキシコ南部・西インド諸島の原産で、樹木や岩などに着生して生育する常緑多年草。

丈は30-60cm。根は木や湿った岩だけに付着するためにあり、小さい。葉は、薄くて柔軟性があり、長さ20-35cm、幅1-4cm、光沢のある光沢を帯びた緑色、剣状で全縁。30-40枚あり、水を貯めることのできる葉筒を形成する。中央部から花茎が伸びて、赤や黄色に色づいた苞の先に花を咲かる。花序の長さは15-25cm。花は小さく、白色か黄色で殆ど苞の中に隠れる。萼は白色で線状、長さ約3.5cm。花が終わっても、苞は長期間色褪せずに残り、鑑賞することができる。
花期は周年。
果実は、長さ約3cm、幅5mmの3稜のある鋭く尖った茶色の蒴果。種子は長さ1.5-2mm。

※ 株は一度開花すると枯れるが、株脇に子株ができる。子株は3-4年ほどで開花する。
 リングラタ種は、グズマニア属の豊富な交雑品種群の改良親となっている。
 越冬温度は3-5℃、冬は室内の日の当たる場所に取り込む。


主写真撮影日:2017-10-26   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン温室
撮影者:MOMO