プルメリア・アルバ

学名:Plumeria alba  

プルメリア・アルバ(Plumeria alba)[別名:シロバナインドソケイ] キョウチクトウ科インドソケイ属

中央アメリカとカリブ海諸国の原産で、観賞用に栽培される落葉(熱帯地方では常緑)低木。世界中の多くの熱帯地域で植栽されている。日本では鉢植えで流通する。

樹高は3-8m。真の樹冠がなく、多数の枝が出て横にも広がる。枝は太めだが脆く、痛むと乳白色の樹液を出す。乳液は有毒だが、薬用にもなる。葉は互生し、長さは30cmほどの倒卵状長楕円形で全縁。初夏から秋、茎頂に集散花序をだし、白い花を咲かせる。花冠の中心部は黄色。花は5弁花で、強い芳香があり、花径は8cmまで。
花期は6-11月。
果実は、栽培では稀にしかできないが、長さ20cmほどになる円筒形袋果。

※ 一般に鑑賞用植物として栽培されるが、自生地では花を食用にし、樹芯は伝統的医薬で虫下しや下剤として使われる。
 沖縄県では、露地植栽されている。
 [代表的近縁種]
  プルメリア・オブツサ:Plumeria obtusa
             キューバ、メキシコの原産。
             シンガポールなどの東南アジアやハワイなどで多く植栽されている。
             葉の先端は丸みを帯び、花は白色。熱帯では常緑性だが低温にあうと落葉する。
  インドソケイ    :Plumeria rubra
             メキシコからパナマの原産。
             高さ10mほどになる大型の落葉種。花色は主に紅色で、多くの交配種がある。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO