オウコチョウ

学名:Caesalpinia pulcherrima  

オウコチョウ(黄胡蝶)[別名:オオゴチョウ、カエサルピニア・プルケリマ] マメ科ジャケツイバラ属

西インド諸島が原産とされ、鑑賞用に世界の熱帯から亜熱帯域に広く栽培されている常緑小高木。

樹高は2-5m。主茎は直立して伸びずに不規則に曲がり、枝には下向きの鋭い棘がある。葉は長さ30cmに達し、偶数二回羽状複葉で6-9対の羽片に10-12対の小羽片がある。小羽片は偏った楕円形をしており、長さ1.2-2cmになる。花は茎の先端か葉の腋から出て総状花序、あるいは円錐花序の形をとる。花茎は細長く、花は径5cm。萼は5裂し、花弁の4枚はそれぞれ円形だが不揃いな形、旗弁はラッパ形になり前に突き出す。平開する花弁は橙色から黄色で、花弁の縁には黄色の襞がある。花の中心からは10本の雄蕊と花柱が長く伸びる。花弁が濃桃色~赤色の変種もある。
花期は6-10月。
果実は扁平な豆果で、長さが10cmほどになる。

※ 名は、チョウが群れているような印象から。
 YListでは、オウゴチョウと記載されているが、オウコチョウの方が一般的になっている。
 本土では温室栽培されるが、沖縄県では露地植えされている。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO