タペイノキロス・アナナッサエ

学名:Tapeinochilus ananassae  

タペイノキロス・アナナッサエ(Tapeinochilus ananassae)[別名:マツカサジンジャー、インドネシアンワックスジンジャー] オオホザキアヤメ科タペイノキロス属

インドネシアからマレーシアの原産で、観賞用に植栽される多年草。

地下茎から立ち上がる主茎は、長さ1-2m、茶色で半木質、普通は直立し、節があり竹に似る。緑色の葉状の側茎は緩やかな螺旋弧に湾曲しする。葉は長さ15cm、幅5cmほどの長楕円形。地下茎から長さ20-100cmの花茎を直立し、頂部に長さ7-20cm、径8-10cmの円柱状の花序を付ける。松かさのように見えるものは苞が重なってできた花序で、花弁ではない。実際の花は苞の間から出、花弁は小さな黄色で、苞より短くあまり目立たない。苞の色は、赤が主だが、橙・桃・白色もある。
花期は、7-9月。
果実は、蒴果で苞の中に形成され、種子を40-85個含む。

※ フラワーアレンジメントの素材として使われることもあるが、多くは流通していない。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO