ユウヅルエビネ

学名:Calanthe × dominyi  

ユウヅルエビネ(夕鶴海老根) ラン科エビネ属

奄美大島・沖縄県の島々の山地の林床に生育する生育する多年草。

花茎の丈は30-100cm。偽球茎は数個接して並び、4-5葉を束生する。葉は卵状長楕円形、光沢はなく、長さ30-60cm。花茎は偽球形の基部から出、長さ50-100cmになり、多数の花を咲かせる。花色は白・桃・青紫・赤紫・赤と変化に富む。唇弁は3裂し、中央裂片はさらに2裂し、基部に黄・桃・青紫・赤紫・赤などの色の隆起がある。
花期は6-8月。
果実は、蒴果。

※ オナガエビネ(尾長海老根、Calanthe masuca)と、ツルラン(鶴蘭、Calanthe triplicata)の自然交雑種。
 名は、純白のツルランに対し、赤みがかかっているのを夕日を浴びていると見立てたという。 


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO