ネリネ

学名:Nerine  

ネリネ(Nerine)[別名:ダイヤモンドリリー] ヒガンバナ科ネリネ属

ネリネ属は、南アフリカの、ケープ地方に約30種が生育する多年草。そのうちのネリネ・サルニエンシス(Nerine sarniensis)を中心に交配された園芸品種群。

花茎の丈は30-50cm。鱗茎(球根)は径3-5cm。球根は直径3-5cm。葉は細長い線形で、秋の開花と同時か開花後に伸びる。葉は晩春に枯れ、球根も晩夏に休眠状態に入る。秋に花茎を伸ばし、茎頂に散形花序を形成する。花容はヒガンバナに似る。6枚の花被片は反り返り、縁がしばしば波打つ。花色は白・黄・桃・紅色など。
花期は10-11月。

※ 外観はヒガンバナに似るが、茎に空洞がなく、花の寿命は長い。
 [主な品種]
  ネリネ・サルニエンシス:Nerine sarniensis
              冬成長型。ダイヤモンドリリーと呼ばれる多くの園芸品種を生み出した原種。
              花が大きく、花立ちが良い。
              耐寒性がないので、冬は凍らないように管理する必要がある。
  ネリネ・ウンデュラータ:Nerine undulate 別名ネリネ・クリスパ。
              温度があれば常緑を保つ。繊細な花弁が美しい。
              関東地方以西では、露地でも栽培可能。
  ネリネ・ボーデニー  :Nerine bowdenii
              夏成長型。耐寒性があり、関東地方以西では庭植えでも栽培可能。
              濃い桃色の花と白花があるが、特に濃い桃色の花が華やかで美しい。
              開花したあと葉が枯れる。


主写真撮影日:2017-10-26   撮影地:神奈川県小田原市 小田原フラワーガーデン
撮影者:MOMO