チュウテンカク

学名:Euphorbia ingens  

チュウテンカク(冲天閣)[別名:ユーフォルビア・インゲンス] トウダイグサ科トウダイグサ属

南アフリカ北部からモザンビーク・ジンバブエに広がる乾燥地帯に分布し、標高1600mまでの岩山や砂地に生育する。幼木が観葉植物として栽培される常緑低木。

自生地では樹高は12mにもなる。多肉の枝はよく分枝して、逆三角形の樹形になる。枝は4稜で、稜線上には刺がある。茎の先端部の稜線上のみ、小さい葉が出る。秋から冬にかけて、枝先の稜線上に緑色がかった黄色い花を咲かせる。
花期は、秋から冬。
果実は赤色がかった紫色に熟す。

※ 名は、樹高が高く、天空に突き出ることから。
 茎を傷付けると出る乳液は極めて有毒で危険な刺激性物質であり、矢毒として使用されていた。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO