ベニヒモノキ

学名:Acalypha hispida  

ベニヒモノキ(紅紐の木)[別名:シュニール・プラント] トウダイグサ科エノキグサ属

インドネシア・マレーシア・ニューギニアなどが原産で、花期が長く形に特徴があるため、熱帯植物を栽培している植物園の温室などで多く植栽される常緑低木。

樹高は2-4m。葉は互生し、長さ10-20cmの暗緑色の広卵形で、縁には鋸歯がある。葉腋から長さ20-50cmの赤い紐状の尾状花序が下垂する。花序は小さな花が密に集まったもので、花弁は退化している。雌花は雄花序の下部に付くか、または別に円錐花序を形成し苞がある。雄花の萼は4裂し、雄蕊は8本ないしは多数で、雌花の萼は3-5裂する。花穂が乳白色の変種(ver. alba)もある。
花期は5-10月。暖地では周年。
果実は蒴果。

※ 名は、赤い花穂が垂れ下がっている姿が赤い紐のように見えることから。英名のシュニール・プラントは、艶があって毛足の長いシュニール糸の連想から。


主写真撮影日:2008-03-16   撮影地:福岡県福岡市 南公園 (温室植栽)
撮影者:MOMO