ボロニア・ヘテロフィラ

学名:Boronia heterophylla  

ボロニア・ヘテロフィラ(Boronia heterophylla)[別名:ピンクボロニア] ミカン科ボロニア属

オーストラリア西部の乾燥地帯の原産で、鑑賞用に主として鉢植えで流通する常緑低木。

樹高は1-3m。葉は対生し、3葉または5葉の奇数羽状複葉または単葉。小葉は線形で長さ1.5-2cm、全縁で先は鋭頭になる。葉には柑橘系の香りがある。花は桃~紅紫色で、1葉腋に4-6個を付け、径1cm程、釣鐘型で下を向く。雄蕊は8本、雌蕊は1本。花が白色の品種もある。
花期は3-5月。

※ 夏はなるべく涼しく、冬は暖かく管理する。越冬温度は5℃以上が必要。
 [近縁種]
  ボロニア・ピナータ   :Boronia pinnata
               径2cmほどの桃色の星形の花が多数咲く。
  ボロニア・フラセリ   :Boronia fraseri
               径1.5cmほどの桃色の星形の花が咲く。
  ボロニア・メガスティグマ:Boronia megastigma
               ベル形の1cmほどの小さな花が細い枝いっぱいに咲く。
               花弁の外側が赤茶色、内側が黄色で、ブラウンボロニアとも呼ばれる。
  ボロニア・クレヌラタ  :Boronia crenulata
               赤または桃色の星形の花が多数咲く。他のボロニアよりもやや葉の幅が広い。
  ボロニア・ピロサ    :Boronia pilosa
               桃色または白色の星形の花が多数咲く。八重咲き品種もある。    


主写真撮影日:2008-03-16   撮影地:福岡県福岡市 南動植物園温室
撮影者:MOMO