ローゼルソウ

学名:Hibiscus sabdariffa  

ローゼルソウ(ローゼル草)[別名:ローゼル、ロゼリソウ] アオイ科フヨウ属

原産地は西アフリカと言われ、繊維を利用することを目的として発達してきた系統と、紅色で、肉質化して肥厚した萼と包葉および葉を食用とすることを目的として発達してきた系統とがある。本来は多年生の亜低木だが、日本では冬を越すことが困難なため、一年草として扱うのが一般的。沖縄で商品栽培されている。

丈は1-3m。茎は円筒状で赤紫色で直立し上部でよく枝分かれをする。葉は互生し、掌状で3-5裂する。花は径10cmほどで白ないし淡い黄色、花の中心部は紅紫色の5弁花で、葉腋に付く。花は一日花。5枚の萼片とその外周にある 10個の披針形の総包片は熟すると赤い肉質となる。
花期は9-11月。
果実は蒴果。

※ 名は、英名のRoselleから。
 萼と苞の肥大した部分は、酸味があって、生食できる。その他にジャム・ゼリー・酒・ハーブティー(ハイビスカス・ティー)・清涼飲料など様々なことに利用される。また、葉は野菜として、茎は繊維として利用される。
 「洛神花」という生薬としても利用されている。 


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市 麻溝公園 (植栽)
撮影者:MOMO