ガーベラ

学名:Gerbera  

ガーベラ(Gerbera) [別名:ハナグルマ、オオセンボンヤリ] キク科ガーベラ属

ガーベラ属の総称。南アフリカ原産の Gerbera jamesonii を基本に品種改良された園芸植物で、やはり南アフリカ原産のGerbera viridifolia が交配された雑種から、多くの優秀な品種が20世紀になって作出された、観賞用に栽培される多年草。

花茎の丈は、10-50cm。葉は根際に密生し、葉柄は10-15cm、葉身は15-30cm、葉縁は品種により浅く裂けるもの、深く裂けるものなど違いが大きく、表面は深緑色で毛はないが、裏面には綿毛がある。5月に地際から花茎を数本伸ばし、先端に径約10cmの花を1個付ける。普通は舌状花が周辺に1、2列放射状に並び、中心は短い筒状花であるが、半八重、八重と多様な花型がみられる。花色は赤・桃・橙・白・淡紫・黄のほか、複色、覆輪などきわめて豊富。
春の花期は4-6月、秋の花期は10-11月。
果実は、冠毛が付いた痩果。

※ 和名の、ハナグルマはYListに因ったが一般には使われず、モチツツジの品種に使われることが多いので注意。
 原種の、ヤメソニー(Gerbera jamesonii)は赤色で舌状花が細く、数も少ない。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市 麻溝公園 (植栽)
撮影者:MOMO