トウワタ

学名:Asclepias curassavica  

トウワタ(唐綿)[別名:アスクレピアス] キョウチクトウ科トウワタ属

熱帯アメリカ原産で、鑑賞用に植栽される多年草。日本では越冬が困難なため、1年草として扱われる。

丈は60-100cm。茎に粗毛があり、葉は披針形で艶があり対生する。初夏~秋、茎頂に鮮やかな赤橙色の小花を散形状に密に付ける。赤い花弁に黄色の副花冠がある。
花期は7-10月。
果実は、紡錘型の袋果で、熟すと2つに裂けて、中から綿毛をつけた種子が出る。

※ 名の、唐(トウ)は「外来の」の意味で、綿(ワタ)は種子に付く綿毛から。
 流通名で使われる別名のアスクレピアスは属名のため本種に限らない。
 茎などを切ると白い乳液を出すためmilkweedと呼ばれるが有毒。
 [近縁種・品種]
  アスクレピアス・クラサヴィカ ‘シルキー・ゴールド’:Asclepias curassavica ‘Silky Gold’
               花弁、副花冠ともに黄色。切り花として人気がある。
  アスクレピアス・ツベロサ:Asclepias tuberosa
               和名はヤナギトウワタ。北アメリカ東部の原産。トウワタによく似るが、葉は互生する。
               宿根パンヤの別名もある。


主写真撮影日:2017-10-18   撮影地:神奈川県相模原市 麻溝公園 (植栽)
撮影者:MOMO