オオベニウチワ

学名:Anthurium andraeanum  

オオベニウチワ(大紅団扇)[別名:アンスリウム] サトイモ科ベニウチワ属

南アメリカのコロンビア・エクアドル原産で、観賞用に栽培される常緑多年草。

丈は30-80cm。葉は地面から生え、長い葉柄があり、株立ち状になる。葉は光沢がある緑色の心形で長さ10-20cm。花茎は地面から直立し光沢がある赤色の仏炎苞の上に黄色い肉穂花序を作る。仏炎苞は長さ15cm前後、幅10cm前後で先端が反り返る。園芸種では、仏炎苞の色が白、桃、緑、紫、茶褐色のものがある。
花期は5-10月。
果実は液果の集合果。

※ 名は、仏炎苞部分が扇のような形で、代表的な色が紅色であることから。
 乾燥に弱いため、空中湿度を高く保つ必要がある。また冬の低温には弱い。
 園芸品種は鉢物としてよく出回り、切り花としても利用される。


主写真撮影日:2008-03-15   撮影地:長崎県長崎市 亜熱帯植物園
撮影者:MOMO