ハナスズシロ

学名:Hesperis matronalis  

ハナスズシロ(花清白)[別名:ハナダイコン、スイートロケット] アブラナ科ハナスズシロ属

シベリアから西アジア・ヨーロッパにかけてが原産地で、観賞用やハーブとして栽培される多年草。耐暑性がないため、日本では一年草として扱われる。北海道では逸出して帰化状態となったものも見られる。

丈は60-90cm。葉は互生し、柄のない箆形の単葉で鋸歯がある。花は晩春から初夏に咲き、茎の上の方に径2cm程の薄紫または白の花を総状花序に付ける。夕方になると、非常によい香りがする。
花期は5-8月。
果実は、長さ5-14cmの長角果で2列の種子を含む。 種子は、長さ3-4mm、幅1-1.5mmの楕円形。

※ 別名のハナダイコンは、ショカツサイ(オオアラセイトウ)の別名でもあるため注意を要する。
 ハーブとしては、刻んだ若い葉をサラダに使い、甘い香りのする花はサラダやデザートの飾りなどに使う。


主写真撮影日:2017-06-21   撮影地:長野県茅野市 バラクラ・イングリッシュガーデン
撮影者:MOMO