キバナクリンソウ

学名:Primula prolifera  

キバナクリンソウ(黄花九輪草)[別名:プリムラ・プロリフェラ] サクラソウ科サクラソウ属

中国の中南部・雲南省西部の、標高1900-2000mほどの湿地や沼沢地に生育する。日本では観賞用に植栽される常緑多年草。帰化状態も散見される。

花茎の高さは40-90cm。葉は開花時は長さ7-10cmの倒披針形でロゼット状に根生し、葉柄には翼がある。果時には長さ約20cm、幅5-6.5cmになる。春~初夏、花茎を伸ばして輪生状の花序を4-6段付け、黄色い花を咲かせる。花径は1-2cm。それぞれの花冠は5裂し、5個の萼片がある。雄蕊は5個、雌蕊は1個。
花期は4-6月。
果実は蒴果。

※ 和名は、黄色の花を咲かせるクリンソウの意。(YListには登録されていないが、植物園などで和名として表示されている)
 学名は、GRINの2002年データに従った。シノニムとして、Primula helodoxa、Primula ianthina、Primula smithiana が挙げられている。


主写真撮影日:2013-04-04   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿性花園
撮影者:MOMO