メコノプシス・グランディス

学名:Meconopsis grandis  

メコノプシス・グランディス(Meconopsis grandis)[別名:ヒマラヤノアオイケシ] ケシ科メコノプシス属

ヒマラヤ山脈・チベット・ミャンマーなどに分布し、標高3000-5000mの高山の傾斜草原や礫草地に生育する多年草で、日本では冷涼な、北海道・東北地方・中部地方などで栽培される。

丈は、30-150cm。茎や葉には毛が生える。根生する葉は、やや暗緑色で、長さ30cmほどになり、狭楕円形。浅く裂け、裂片には鋸歯がある。長く伸びた花茎の先端に、径10cmほどの大きな空色の花を咲かせる。但し、アルカリ土壌の場合には、淡い赤紫色になる。
花期は5-7月。
果実は蒴果で、細長い楕円形で毛が目立つ。

※ 本種は、ブータンの国花とされていたが、それは2017年新種のMeconopsis gakyidianaとされた。
 「ヒマラヤの青いケシ」の流通名は、同属の“メコノプシス・ベトニキフォリア(Meconopsis betonicifolia)”も含み、英名の“Himalayan Blue Poppy”はベトニキフォリア種を指す。


主写真撮影日:2014-06-15   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿性花園 (植栽)
撮影者:MOMO