学名:Lejeuneaceae  

クサリゴケ科

ゼニゴケ植物門ウロコゴケ目に属する苔類。

茎は羽状に分枝する。葉はやや倒瓦状に付き、普通は扁平に展開し、2裂して折れ、大きな背片と小さな腹片になり、キールは長い。腹片はポケット状になり、多くは先端に2歯があり、透明細胞を持つ。腹葉は明瞭か欠く。仮根は腹葉の基部から出る。花被は茎や枝に頂生し、雌苞葉の下からケビラゴケ形(フルノコゴケのみ例外)分枝の新枝を出す。雄花序は茎またはヤスデゴケ形ないしクサリゴケ形に分枝した枝に頂生するか途中に付き、普通小穂状。花被や蒴、弾糸はヤスデゴケ科やウルシゴケ科に似る。
世界的には120属2270種が知られ、日本では25属134種が知られる。

※ ウロコゴケ目には、ツボミゴケ目の名称が用いられることもある。