キバナノクリンザクラ

学名:Primula veris  

キバナノクリンザクラ(黄花九輪桜)[別名:プリムラ・ベリス、カウスリップ] サクラソウ科サクラソウ属

アフリカ北部・地中海沿岸地方・西アジアが原産で、日本では観賞用に植栽される多年草。

花茎の高さは20-30cm。茎は直立し毛が生える。葉はロゼット状に根生する。葉は長さ8-12cmの箆形で、ごく浅い鋸歯があり、皺がある。春~初夏、花茎が伸び、茎頂に散形花序を作り、黄色の花を9個前後横向きに咲かせる。花の基部は筒状で、花冠は5裂して径2-3cmに平開し、先端に1-2個の切れ込みが入り、中央部には橙色の斑がある。
花期は4-6月。
果実は蒴果。

※ 名は、多くの黄色の花を付けるサクラソウの意。
 園芸品種には花色が橙、赤などのものもある。
 根、葉はハーブとして薬用にされる。


主写真撮影日:2013-04-04   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿性花園
撮影者:MOMO